「転職活動をはじめたけど、選考対策が大変」
「はじめての面接、何を準備すればいいの」
「どこまで正直に書けばいいのかな」
ワーママてんこです!
・昭和生まれの38歳
・小2と3歳の息子を育てるワーママ
・ゆとりある生活と子どもとの時間が欲しくて都市銀行から2年前に転職
・現在は、損害保険会社の営業アシスタント
時間をやりくりしながらの転職活動って大変ですよね。
特に、求人に応募したあとの書類作成や面接対策に苦労していませんか?
世の中には転職ノウハウや成功体験がたくさんあります。
だけど世の中の「転職テクニック」はワーママ仕様になっていないことが多いんです。
残念ながらワーママが、それをまるまる真似してもうまくいきません。
この記事では、主にワーママに特化した書類作成や面接のコツをご紹介します。
この記事に書かれていること
・ワーママの履歴書や職務経歴書の注意点
・ワーママ職種別志望動機の例文
・ワーママ面接のポイント選考通過率アップの秘訣
最後までお読みいただければ、これまでうまくいかなかったあなたも、これから応募するあなたも、コツをつかんで理想の転職をはたせますよ。
ワーママ転職、履歴書や職務経歴書の注意点
ワーママの履歴書に子供の有無を書くべき?
それは、ワーママの履歴書は子供のことなど、プライベートなことも含めて書く必要があるという点です。
よく話題になるのは、「本人希望欄に子供がいることを書くか?」の問題です。
ちまたでは様々な意見がありますが、子供については履歴書に書いておくことをおすすめします。
面接で子供のことをきかれ、気まずくなって落ちるより、最初から書類で落とされる方が、無駄がなく効率的だからです。
子供のことをうやむやにして、選考に進んだうえ落ちると、時間的にもメンタル的にもつらいです。
書くことで、本当にママに働きやすい会社か書類選考の時点で判断できるという考え方もできます。
そのうえで、子持ちでも通過する会社に力をそそげばいいんです。
また、採用する企業側としても、子供のことは、ひと通り知っておきたいもの。
面接でいきなり伝えるよりも、事前に知らせる方が丁寧です。
ただし、記入する内容は子供がいることだけにとどめておきましょう。
あれこれ書くと仕事より子育てを優先する人なのかな、という印象をもたれてしまいます。
詳細は面接で話すようにすると良いでしょう。
志望理由は企業ごとに書くのがおすすめ
書類作成に追われるとついつい志望理由は使いまわしたくなりますよね。
でもちょっと待ってください!
志望理由のコピペはもったいないです。
採用者は、自社の評判や評価は気になるもの。
また、同じような内容になってしまいがちなので、個性をキラっと輝かせたものが書けると、差別化できます。
志望理由は基本的なパターンは使いつつも、企業に応じた内容をしっかり考えましょう。
なぜこの会社でないといけないかの裏付けをしっかりとするためにも、企業の情報収集は大切です。
・企業ホームページがあればしっかり見る
・その企業に関連するニュース記事を集める
など、ネットでできることはたくさんあります。
少しのひと手間で、しっかり厚みのある志望理由が作れますよ。
実は採用で重要なのは職務経歴書
ワーママが挑戦する中途採用は、やる気重視の新卒採用とは違います。
これまでのスキルや能力を発揮して、どのように会社に貢献してくれるのかが注目されています。
そのため、職務経歴書での経験してきた仕事内容は合否に大きな影響があります。
職務経歴書には、業務内容と実績をふくめて書きます。
- 所属
- 職務
- 実績
の順で書くと、読む側も目を通しやすくわかりやすいのでおすすめです。
書く内容は、志望企業で活かせそうなスキルを重点的に入れるとよいです。
客観的な実績が重視されるため、日々の業務を数値化したものを記入しましょう。
数値化が難しい業務の場合は、第三者の評価をもり込めば客観的な資料になります。
ワーママ転職、職種別志望動機の例文
志望理由は「時短したい」「残業したくない」などがたとえ本音であっても心の中にしまっておきましょう。
パターンとしては、
- 現職での気づき
- 自分のやりたいこと、目標
- 御社ならそれが可能
という流れが相手に伝わりやすくおすすめです。
事務の求人の場合
これまでのスキルを活かし、成長中である御社でスムーズな事務手順を考案したいと考え志望しました。
〇年間事務に従事してきたなかで、常に正確な事務処理を心がけています。
さらに子育てと仕事の両立をするようになってからは、効率的な事務について考える機会が増えました。
この手順は最適なのだろうか、他のやり方はないのだろうかということを念頭に作業することで、業務改善にも積極的に取り組んできました。
その中で私は、前に積極的に出るよりも、縁の下の力持ちとしてバックアップするのが得意だと気づきました。
そこで成長中の御社が主力業務に専念できるように事務の全面サポートをしたいです。
そして、サポートだけではなく今後事業拡大するなかで、よりよい事務フローを企画し、提案したいと思い志望しました。
スキルを活かしたい意欲が伝わりますね。
自分の仕事だけではなく、会社への広い視点を持っていることをもアピールできています。
そのうえで全体の事務手順づくりや改善にも貢献したいことがわかります。
営業の求人の場合
これまでの営業の経験を活かし、このたび新規事業をはじめる御社のサービスを多くの方にお届けしたいと思い志望しました。
私は、〇年間の営業経験を積むなかで目標を立て、そこから逆算して計画を練り行動することを得意としてきました。
さらに子育てと両立することで、短時間で成果を出せるよう、そのスキルがさらに磨かれました。
その結果、子育てをしながらの方が大きな実績残すことができています。
このたび、より数字を追いかけ、成果がはっきりわかる仕事にも興味がわきました。
新規顧客の獲得からスタートする御社では、あらゆることがイチからのスタートです。
自分の創意工夫が結果にダイレクトに反映されるため、ここで挑戦したいと考えたと考え志望しました。
子育てをプラスの要素としてとらえ、どんなことでも経験とスキルに変えていける人物ということが伝わります。
数字が問われること、新規顧客の獲得はシビアな仕事であるにも関わらず前向きにとらえています。
そのことから、営業に適性があることがしっかりアピールできています。
販売、接客の求人の場合
・より幅広いサービスの提案を行いたい
・店舗運営に携わりたい
という2点の理由で志望しました。
私は、接客は単に心地よい対応だけではなく、お客様の本音を引き出し、より良い提案を心がけてきました。
その結果、私を指名しお取引くださるお客様も増え、産休育休を経ても担当をさせていただいています。
お客様からの信頼を得る中で、ニーズに合ったより細やかなプランの提案がしたいと考えるようになりました。
幅広く商品を扱う御社なら、それが実現可能だと考えています。
また、身につけた知識をより磨きつつ、ゆくゆくはリーダー職やマネージャー職にも興味を持っています。
これまで複数店舗に勤務していましたので、店舗の特徴や雰囲気をキャッチアップするのを得意としています。
そのことから店舗全体の運営についても、貢献できればと考えております。
スキルをさらに活かし、ステップアップしたいという転職理由が意欲的で好印象です。
商品の幅がひろがり、複雑になることに対し前向きにとらえる人物という印象も受けます。
より知識を得て、リーダーなどキャリアアップしたいという、中長期的なプランも盛り込むことで、長く働きたいという思いも伝わります。
ワーママ転職、面接でのコツ3つ
できないことは企業に正直に話し、リカバリーも付け加える
子育て中は、どうしても働ける時間や機会が限られてしまいます。
面接ではそういった自分ができないことは、明確に伝えるようにしましょう。
具体的に正直に伝えることで、信頼につながることもあります。
正直に伝えたところで、落ちてしまった志望先はたとえ働いたとしても、ママには厳しい職場だったといえます。
面接は自分が働けそうか判断する場でもあります。
「よく見られたい」という気持ちをぐっと押さえて、あるがままの自分が出せるよう自信をもって受け答えしてくださいね。
また、できないことを伝えたうえでリカバリー方法も話しましょう。
例えば
・子供のトラブル時にはサポート体制がしっかり準備できている
・時短である分、スキルアップの時間を確保したい
など、対応力や解決力もあわせて伝わる内容だと良いです。
・子供が卒業する〇年後は、〇〇の業務もしたい
など子供の成長に合わせた中長期的なキャリアプランも盛り込むと好印象ですよ。
自己PRでは、企業にとってお得な人材だと伝える
新卒時は「がんばります」「やる気があります」といった意欲だけで採用されました。
しかしワーママはある程度社会人経験があり、これまでの経験を活かした活躍が期待されています。
そのため、自己PRの場面では今までのスキルを総動員して伝えましょう。
中途採用は即戦力重視です。
自分を採用すると会社にとってどんなメリットがあるのかを具体的に説明するようにしましょう。
ワーママのあなたは、お迎え時間と闘いながら最短で成果を出すことが普段から実践できているはず。
効率的に業務をすすめられることを軸にしたアピールも効果的です。
・残業代ももらわずに短時間で成果を出せます
・会社にとってお得な人材です
ということが伝わる内容は企業側にひびきます。
逆質問タイムはやる気があることを伝えるチャンス
面接の最後に聞かれる「何か聞いておきたいことはありますか?」という質問。
面接の逆質問タイムは実は、大チャンスです。
職場の実情を知り、ミスマッチを防げる良い機会なので、積極的に質問をしましょう。
面接官も、自分の企業に興味を持ってどんどん質問してくれる人には良い印象をもつものです。
ここでしっかりした深い質問ができると、働く意欲や良い視点を持っている人物として伝わる機会にもできますよ。
・時短制度はあるが、どのぐらいの人が活用しているか?
・女性の管理職やキャリアアップはどうか?
など「ここで長く働きたい!」という気持ちが伝わるような質問ができるとよいですね。
こういった質問を2〜3つほど事前に考えておきます。
部署が複数ある会社では、配属先によってワーママの働きやすさに差があることも。
実際にはたらく職場はどうか深掘りして質問してみましょう。
まとめ
履歴書は企業側の立場を想像しながら作成しよう
・子供のことはサラっと記入しておく
・志望理由は個別に書く
・職務経歴書に力を入れる
履歴書の作成で大切なのは「採用側の立場にたって考える」ということです。
採用担当者は場合によって何十枚、何百枚の応募書類に目を通すことになります。
その中で、読むのに負担が少なく最後まで読みたいと感じる書類が「書類選考を突破」できるんです。
自分が担当者だったらどう感じるか、という視点は大事です。
どういった書類なら「読みやすいな」「この人に会ってみたいな」と思えるのか想像しながら、書類履歴書、職務経歴書を作成するよう心がけましょう。
ママの要素も、仕事の要素もバランスよくまとめてある応募書類はとても魅力的です。
人としての厚みが伝わり、他の応募者との差別化が図れるので、自信を持って作成しましょう。
面接は怖くない、無理な背伸びはしなくても大丈夫
・正直に話す
・企業にとってのメリットを伝える
・質問は積極的にする
これらを通して言えるのは、面接を前向きにとらえるということです。
面接を「怖いもの」「失敗してはいけないもの」と思わないようにしましょう。
「企業から選ばれるためにも期待に応えなければ」と気負わなくてもいいんです。
事前に話したいことを整理したり、面接の練習をしたりする必要はありますが、必要以上に背伸びをすることはありません。
面接は、あなた自身が企業を見極める場です。
ありのままの自分を採用してくれる会社が、結局はストレスなく働ける理想の職場です。
無理に自分をつくりすぎず、自然体を心がけましょう。
ワーママの転職にはエージェントの活用もおすすめ
・もっと効率的に活動したい
・職務経歴書を見て欲しい
・面接対策をしたい
エージェントは、求人紹介をするだけではありません。
選考に通過するための添削や面接の練習などのサポートもしてくれます。
転職活動では、第三者の意見が大切です。
エージェントのように客観的なフィードバックをしてくれる味方がいれば、選考の通過率もずいぶん違ってきます。
特にワーママの転職に強い転職エージェントは、ワーママの特有の事情に合わせた選考対策が得意です。
個別の応募書類のアドバイスやワーママ面接でのよくある質問、よい回答方法を教えてくれます。
頼りになるプロのアドバイザーの力を借りれば、転職活動成功の近道もできますよ。